新型インフルエンザ

最近、とんと新型インフルエンザの話を聴かなくなった。
どうやら、昨年の新型インフルエンザ騒動が、実は大したことはなかった、ということで、もう大丈夫とでも思っているんだろうか？
ここ数年大騒ぎしていた鳥由来の新型インフルエンザの脅威は、何も変わっていないのに。

思うに、そもそも、「新型インフルエンザが流行しても、私だけは罹りたくない」という考えがずれてると思う。
インフルエンザは、一度、局地的にでも流行したら、遅かれ早かれ、いつか必ず罹るものだと考えるべきだし、実際にそういうもんだろう。
流行しているのに、一生罹らずにすむわけがない。
要は、罹患して免疫を獲得するだけのことである。
不幸にして死亡することもあるだろう。
しかし、それは生物として受け入れざるを得ないことである。

どうあがいたところで、必ず罹る。
一生外出を控えるのか、１年中ワクチンを打ち続けるのか、そうしたところで、必ず罹患する。
インフルエンザというものはそういうものだ、と覚悟を決めるだけのことだと思う。
少しでも若くて免疫力が強いときに、罹患するのが得策である。
一度、ちゃんと罹患しておけば、毎年の流行で、免疫機能を活性化し続けることができるので、あとは何も怖くなくなる。

昨年の新型インフルエンザのときのように、世界のどこかで流行すれば、水際対策だの、隔離だのしたところで、ほとんど意味は成さない。これだけ国境を越えて人が行き来する現代世界では、インフルエンザウイルスの侵入だけを防止できるなんて、できるわけがないだろう。
しかも鳥さんには国境なんて関係ないし。