【パリ=三井美奈】フランスの次期大統領選最有力候補だったドミニク・ストロスカーン国際通貨基金(IMF)専務理事(62)が性的暴行容疑で米国で逮捕された事件について、仏メディアの報道合戦が激しさを増している。

 伝統的に政治家の異性関係は不問にする同国では異例だ。

 仏テレビ各局は連日、ニューヨークで事件現場のホテルや裁判所前から生中継で事件を報じている。リベラシオン紙は、ストロスカーン容疑者が先月末のインタビューで「私は女性好き。だから何なんだ」と開き直った逸話と共に、ホテルの宿泊費が1泊3000ドルだったことなどを詳報。国営テレビ「フランス2」は被害者の実名を明かした上で自宅を訪ねるなど、過熱報道も目立つ。

(2011年5月18日01時21分 読売新聞)

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索